ウクレレの練習にオススメのYouTubeチャンネルと上手な活用法
ウクレレの練習によく活用されたり、時にはウクレレを始めるきっかけにもなるYouTube。結構質の高い動画が沢山あって、ありがたいんです!
でも上手に活用できないと挫折の原因になることも…。
そんなことにならない為には、自分にあったレベルのYouTubeチャンネルを選ぶこと、そしてYouTubeの便利な機能を使いこなすことが大切。
今回は初心者向けのYouTubeチャンネルのご紹介や、YouTubeの上手な活用方法をご紹介していきます。
contents
超初心者のウクレレの練習にオススメなYouTubeチャンネル
ウクレレを始めたばかりで、できれば独学でやってみたいな、とか教室に通う予定はあるけどまだ良い教室が見つからないから、とか色々な理由からYouTubeを利用してウクレレの練習をしてみようという超初心者の方は沢山いると思います。
でも超初心者の場合は選び方を間違えてしまうと「意外にウクレレって難しい」と感じて早い段階から挫折したり、テンションが下がってしまうなんてこともあるんです。
そこで超初心者にオススメのYouTubeチャンネルをご紹介します。
他の動画がちょっと難しいな、と感じているなら一度見比べてみてくださいね。
◼️ガズレレチャンネル
https://www.youtube.com/user/makogazz69
超初心者向けのYouTubeチャンネルといえば「ガズレレ」です。
流行りの曲、子供ウケのいい曲、ハワイアン、昔懐かしの曲などを超初心者用の簡単でシンプルなコードでレクチャーしてくれます。
超初心者でも弾ける「かんたんバージョン」の後にはリズムを変化させたり、テクニックを盛り込んだりした「かっこいいバージョン」も弾いてくれるので、もっと上手くなりたい!という向上心も刺激してくるのがニクいです。
ちなみに…ガズレレに出てくる曲は大抵原曲キーにあっていません。
原曲キーにあってなかろうが、ウクレレの演奏をかんたんにする事で楽しく歌うことに集中できる。
原曲キーに合わせることでウクレレの演奏の難易度が上がり、ウクレレをうまく弾くことばかりに気を取られて、楽しく歌うことに集中できないのは本末転倒。な考えを持った方なのです。
◼️jamsukulele
https://www.youtube.com/user/jamsukulele
jamsukuleleは初心者から上級者まで幅広くカバーしているYouTubeチャンネルです。
動画の最初にちゃんと「なぜこれをやるといいのか」ということを説明してくれるので、目的意識をしっかりと持って練習することが出来ます。
例えば、「ウクレレの基本コード「C」「Am」「F」「G7」 」のレッスン動画でも冒頭に「この4つのコードを覚えると10曲~20曲弾ける様になります」と説明があります。
こう言われると「そんなに弾ける様になるんだ!」とテンションも上がりますよね!
中級~上級者向けには音楽理論やコード理論についての動画があります。
かなり幅の広い層をカバーする動画ですが、一本一本丁寧に作られているのが素晴らしいと思います。
◼️Funmee!!
https://www.youtube.com/channel/UCkP_OR9OI6MP0cS1ueVCFBQ
プロのウクレレシンガーのミヤ タケヒロさんのレッスン動画になります。
簡単なコードの押さえ方やウクレレの種類についての動画、カッティングの方法などの動画もありますが、曲を実際に弾いていくレッスンが主です。
簡単な童謡からレッスンがありますので、ウクレレは初めて、という入門者でも大丈夫!
動画の横には、どのフレットをどの指で押さえるのかが示されたコードダイヤグラムが流れます。
さすがプロのウクレレシンガーだけあって歌が上手くて、思わず聞き惚れてしまいます。
聞き惚れてウクレレを弾くのを忘れない様に注意ですね(笑)
ウクレレをYouTubeで学ぶメリットとデメリット
YouTubeはいわばDVD教材と同じ様なものです。ですからわかりやすくてオススメできる練習方法ですが、メリットばかりではなく、どんなものでもそうである様にデメリットもあります。
ウクレレをYouTubeで学ぶメリットとデメリット、そしてデメリットに対しての対応策をご紹介していきます。
◼️メリット
ウクレレをYouTubeで学ぶメリットは何と言っても、無料で音と映像のわかりやすいレッスンを受けられるという点につきます。
教本を買うとCDが付いていることも多いですが、やはり音だけと音と映像だとわかりやすさが全然違いますよね。
DVD付きの教材もありますが、お値段が張りますし「続けられるだろうか…」と不安になっている初心者の方は特に手が出しにくいでしょう。
その点YouTubeなら無料!これは大きなメリットですね。
◼️デメリット1:動画の順番がわからない・更新が途中で止まっている
YouTubeは、1つのチャンネルで沢山の動画が配信されている場合、目的の動画を探すのが大変だったり、更新が途中で止まっている場合があったりします。
沢山の動画を配信しているユーチューバーの場合、単純にアップロード済みの動画を見ても色んな動画が入り混じっている場合もあります。その場合はウクレレの動画だけをピックアップするのは大変な場合もあります。
また、レッスン1から始めてどんどん更新されていたのに、途中から更新が止まってしまう場合も…。動画を作るのはそんな簡単な作業でもありません。無料動画ですのでユーチューバーも動画の撮影を何らかの理由から辞めてしまう場合も考えられます。
◼️デメリット2:テクニックが解りづらい
どうしても実際に目の前にいるわけではありませんから、平面の世界です。
見たい角度で見れなくて「凄いんだけどこれってどんなテクニックを使ってるんだろう?」と疑問が疑問のままで終わってしまうケースもあります。
教室に通っている場合だとレッスンの日に解決してしまうことも、YouTubeだけでレッスンしている場合は疑問がなかなか解決できない、どうしてもそんなデメリットが出てきてしまいますね…。
◼️デメリット3:目と耳だけが頼り?
音と映像の効果は計り知れませんが、それでも完璧ではありません。
YouTubeでウクレレをやる上でよく出てくるのが「この譜面が欲しい…」と言う悩みです。
同じ様に弾きたいけど、ここの部分だけがちょっと見え辛くてどこを抑えてるのかわからない!とか、目と耳だけでコピーするのは大変だから、じっくりと譜面を見ながら弾きたい!そんな悩みが生まれてくることもあります…。
デメリットに対する対策の前に…
ここからは先ほど挙げたデメリットに対しての対応策を見ていきますが、その前に知っておいて欲しいこととやっておいて欲しいことがあります。
実はYouTubeには色々と便利な機能が付いているんですが、みなさんご存知でしたか?
この機能の使用はご自身のIDでログインした状態のYouTubeであることが前提です。
まだYouTubeに登録したことがないという方はまずはYouTubeに登録してログインしてくださいね。
「デメリット1:動画の順番がわからない・更新が途中で止まっている」をカバーする2つの機能
◼️YouTubeのサーチ機能とプレイリスト機能を活用する
さて早速ですが、まず「デメリット1:動画の順番がわからない・更新が途中で止まっている」についてカバーできる機能「サーチ機能」と「再生リスト機能」をご紹介します。
わかりやすく例を挙げて説明しましょう。
- チャンネル名:始めよう!ウクレレ
- あなたが見つけた動画のタイトル:初心者ウクレレ講座⑤ 「基本のコードを覚える」
こんなYouTube動画があったとします。
そしてあなたはこの講座を①から見たいなぁ…と思ったとします。
このユーチューバーの動画だけを見たいな、と思った時には、まずは動画の下に出ているユーチューバーのアイコンか名前をクリックしてホーム画面に入り、アップロード動画や動画、再生リストなどをチェックしますよね?
ですが、このユーチューバーはもう100個近く動画を配信していて、しかもウクレレだけはなくギターの動画もある!そんな時、たくさんのアップロードされた動画から目的の動画をピックアップするのは結構大変です。
そんな時にはホーム画面にある虫メガネのイラストをクリックまたはタップしてみましょう。
すると…検索という文字が出てくるので、その場所に”初心者ウクレレ講座”と動画のタイトルの一部を打ち込んで検索してみてください。
そうすると同じ「初心者ウクレレ講座」から始まる動画がピックアップされます。
次に、この動画を繰り返し何度も見て練習したい!そんな時にはプレイリスト機能です。
プレイリスト機能はPCでいう「お気に入り」です。
先ほどサーチした動画の右横に点が3つ縦に並んだものがあるでしょうか?
そちらをクリックなりタップなりすると「再生リストに保存」というメニューが現れます。そちらをクリックかタップすると「+新しい再生リスト」が出てくるのでそこをクリックまたはタップ。
次に出てくるのは再生リストの作成画面です。
名前の項目には例でいうと「初心者ウクレレ講座」と記入してください。
その下の「公開」「限定公開」「非公開」はどれでもOK!
このウクレレ講座を見てウクレレを練習しているって誰にも知られたくない!という方は「非表示」を選んでおくと良いですね。
こうしておくと、講座毎に動画をまとめることができます。
見たい時にはYouTubeのメニューの「ライブラリ」から見ることが出来ます。
この機能を使って複数のウクレレ講座の再生リストを作っておけば、ウクレレの構え方や弾き方の基本は同じですから、例えばいずれかのチャンネルが途中で動画の更新をやめてしまった場合でも、続きの部分を別のチャンネルで見るなどカバーできますので、できるだけ多くの動画を探して再生リストを作っておくことをオススメします。
「デメリット2:テクニックが解りづらい」をカバーする2つの方法
◼️YouTubeの「スピードコントロール機能」を活用する
YouTubeはスピードコントロールが可能です。
動画の右上にある3つの丸をクリックまたはタップすると出てくる「再生速度」がそれです。
0.25倍~2倍まで標準を含めると7段階。
遅くするとかなりゆっくりになるので、標準速度では追えなかった指の動きや右手の動きが追いやすくなります。
逆にここは早送りしたいな、という時には2倍速にすると便利です。
◼️教本と連動したYouTube動画を選ぶ
ウクレレの教本にはCDが付属しているものが沢山ありますが、最近はYouTubeと連動させている教本も増えてきました。
YouTube動画を見ていて「この指はどうなっているんだろう…」と疑問が湧いた時には、何度も動画を見直したり、ネットで検索してみたりしているのではないでしょうか?
教本と連動したYouTubeであれば文字や写真と動画、を使い相互に確認が出来るので無駄な調べ物をせずに済みますよ。
「デメリット3:目と耳だけが頼り?」をカバーする方法
◼️コード譜はギター用でも大丈夫
弦の押さえ方は違っていても、コード自体はウクレレもギターも同じです。
もっと幅広く、ピアノでもコードは同じ。Cコードはドミソというのは共通になります。
つまり、コード譜であれはギター用であっても大丈夫と言うことです。
ソロウクレレの場合でもちゃんとコードに沿ってアレンジされているはずですから、コード譜を用意すれば幾らかヒントにはなるはずです。
みんなが知りたいYouTubeで解明しにくいテクニック
YouTubeを見ているときに「どうやってこんなカッコイイ音を鳴らしてるの?!」と皆さんが思いがちなテクニックを集めてみました。
◼️カッティング
刻むリズムの音の中にパーカッションの様に「ッチャ、ッチャ、ッチャ」と言う独特の音が入るのを聞いたことがないでしょうか?
リズムにメリハリが出て、カッコいいですよね。
これは「カッティング」と言うテクニックになります。
右手でする場合は、弦を弾いた直後に右手の小指側の手の平(空手チョップする時の場所あたりです)を使って弦を抑えて音を止めてしまいます。
こうすることで「ッチャ」と言う音が出すことが出来ます。
左手でする場合は、弦には触れたままの状態で弦を押さえている指の力を抜きます。
そうする事で音がミュートされ「ッチャ」と言う音を出すことが出来ます。
こちらの動画がとてもわかりやすです。↓
◼️8ビート、16ビート
初心者が一番最初にするストロークというとジャン、ジャン、ジャン、ジャン、と下に向かって4回手首を動かして鳴らす、4ビートですね。
それに慣れてきたら、今度は8ビートや16ビートを覚えていくことになります。
ウクレレに入門曲でもあるスピッツの「空も飛べるはず」と「チェリー」ですが、スピッツの「空も飛べるはず」が8ビート、「チェリー」が16ビートです。
ほとんどの曲は8ビートや16ビートで演奏されるので、YouTubeでの見本演奏も8ビートや16ビートで弾かれていることがほとんどだと思います。
しかし、これがなかなか難しく、8ビートはなんとかなっても16ビートで苦戦する方も沢山…。
私はガズレレチャンネルを参考にひたすら練習し、なんとか16ビートもこなせる様になりました。
私が参考にした動画はこちら↓
◼️三連符
1拍に音が3つ入る三連符。初心者の内はそう目にすることはないかと思いますが、YouTubeの動画では聞くことがあるかもしれませんね。
スピードが早いので中々、どうやって鳴らしているのか解明するのに時間がかかるかもしれません。
もし、右手の手元がしっかりと映っている動画があれば、再生速度を落として見てみるとわかるかもしれませんね。
三連符は人差し指(↓)、親指(↓)、人差し指(↑)この動きで鳴らしています。
手首の回転をうまく利用して弾くテクニックです。
オススメのわかりやすい解説動画はこちら↓
上手にYouTubeを活用しましょう!
いかがでしたか?YouTubeを使って練習をしているという方、もし今までこちらでご紹介した便利な機能を使ったことがないのであれば、ぜひ、活用してみてくださいね。
ウクレレは上を目指せばキリがない楽器でもありますが、とっかかりがとても簡単で優しい楽器でもあります。
だからこそ、教本を使った方法、WebサイトやYouTubeを使った方法、教室に通う方法、色々と学ぶ方法を自分で選ぶことが出来ます。自分にあった負担のない方法を見つけて、楽しさだけを感じられる様な弾き方ができると良いですよね!
実際、ウクレレを弾くことで癒され、日々のストレスが解消されるという方は沢山います。
でも、弾きたいけど、なかなかうまく弾けないままが続くと逆にストレスになってしまうので、便利な機能はどんどん活用していくことがオススメです!
そして更にレベルアップして、ウクレレで作曲もしてみたい!好きな曲のアレンジに挑戦してみたい!そんな気持ちになった時には、また別の志でやっていくと良いかと思います!