ウクレレで弾く・歌う、ハワイアンの名曲といえば

ウクレレはロックやポップス、ジャズ、クラシックまであらゆる音楽を奏でることができますが、やはりウクレレをするからにはハワイアンはレパートリーに加えておきたいですよね?

そこで今回はハワイアンの名曲10曲と、その中から弾き語り、ソロ用にオススメのYouTubeレッスン動画のあるハワイアン・ミュージックをご紹介!

また、ハワイアンに欠かせないコードやストローク方法、ハワイアンバンプなどウクレレでハワイアンを弾くときの豆知識的なことも少しご紹介します。ぜひ参考にして見てください。

ウクレレで弾く・歌う ハワイアンの名曲10選

ハワイアンの名曲をいくつか抜粋しました。

どんな曲がわかるように、YouTubeの動画をお借りしてご紹介します。

プア・リリレフア

プア・リリレファはフラダンスの定番曲。愛する妻を可憐なサルビアの花にたとえ、恋人だった当時の想いを歌った愛の唄です。

動画引用元:UDN

真珠貝の歌

ハワイの民謡「Pupu A ‘o Ewa(エヴァの貝)」をベースに英語タイトルと英語歌詞がつけられた曲です。オリジナルではパールハーバー入り口付近の地域であるエヴァについて歌われていますが、英語タイトルと歌詞版では「美しいどの真珠貝よりも君を愛している」というラブソングになっています。

動画引用元:lele comachi

ブルーハワイ

エルビス・プレスリー主演の映画「ブルーハワイ」の主題歌にもなったハワイアンミュージック。元は詞をレオ・ロビンが、曲をラルフ・レインジャーが、1937年公開のミュージカル映画『ワイキキの結婚』のためにかいた曲です。その後、エルビス・プレスリーだけでなく、多くのミュージシャンにカバーされてきました。

動画引用元:Rittor Music

ハワイの結婚式の歌

こちらもエルビス・プレスリー主演の「ブルー・ハワイ」で使用された曲です。オリジナルのタイトルは「Ke Kali Nei Au」でいみは「私はあなたを待っています」という意味。ハワイのウェディングソングとして人気です。

動画引用元:Johnny anzawa

ワイキキ

アメリカ本土に渡った作者であるアンディ・カミングスが故郷のワイキキに想いを馳せ、作られた曲。歌詞はワイキキへの愛に溢れています。

動画引用元:Yoshy330

ハワイン・ローラーコースター・ライド(リロアンドスティッチ)

ディズニーの作品「リロアンドスティッチ」で流れるハワイン・ローラーコースター・ライド。聞いていて楽しくなる曲です。

曲のご紹介としてお借りした動画はちょっとテンポがズレてしまっているところもあるのですが、8人で仲良く躍りながら弾いているのがこの曲らしさが出ていて良いな、と思いお借りしました。

動画引用元:ジュニアウクレレオーケストラ

以下4曲もウクレレでハワイアンといえば必ずあげられる曲です。どんな曲なのかを確認するための動画については、この後の章で貼り付けます。

アロハオエ

ハワイ最後の王であるリリウオカラニ女王によって作られた曲で、ハワイの代表的な曲です。愛する人との別れを惜しむ切ない歌とも言われていますが、白人侵略による王国の滅亡を悟った王女の心情を歌にしたとも言われています。

カイマナヒラ

カイマナヒラ とはオワフ島にある火山ダイヤモンドヘッドのことで、この歌はそのダイヤモンドヘッドの美しさを歌った歌とも、ダイヤモンドヘッドに例えた女性の美しさを歌った歌とも言われています。

ハナレイ・ムーン

ハナレイとは2009年に厳しい50項目の審査基準を突破し、「息を呑むような美しいビーチ」として全米No1ビーチの座を獲得した功績のあるビーチのこと。この美しいビーチに月の光が舞い降り、「天国」を想像させるほどの幻想的な美しさに満ちた姿を愛しい人に重ね合わせ、愛を伝えた歌です。

クレイジーG

作者不明ですが、ウクレレ奏者には人気の曲です。初めてのジャカソロがクレイジーGだという人がほとんどではないでしょうか?ジェイク・シマブクロ他、いろんな方が色んなアレンジで弾いています。

ハワイアン ウクレレでの弾き語り おすすめ曲とレッスン動画

ウクレレで実際にハワイアンの弾き語りをするのに、わかりやすい無料解説動画のあるオススメの曲をご紹介します。

YouTubeで見れるので、ぜひ、YouTubeを見ながら練習してみてくださいね。

アロハオエ

動画引用元:ガズレレ簡単ウクレレ YouTube

ハワイ語の歌詞のついたYouTube教材は中々ないのですが、こちらはコードだけでなく歌詞もテロップで挿入してくれています。しかも、ひらがなでタイミングが分かりやすいように書いてくれているので、そのまま見ながら真似すればあっという間に弾き語れるようになります。

カイマナヒラ

動画引用元:Funmee!!

「カイマナヒラ」をプロのシンガーが教えてくれる動画です。こちらも歌詞付きです。右側にコードの押さえ方が表示され、曲に合わせて流れていってくれます。コードをまだ覚えきれていない人にはうってつけの動画です。

ハワイアン ソロ・ウクレレ おすすめ曲とレッスン動画

今度はウクレレでハワイアン・ソロをするのにオススメの無料解説動画付き曲です。

Hanalei Moon

動画引用元:tonkyu13

ハワイアンの定番曲Hanalei Moonのソロ弾きのお手本動画です。 TAB譜は「同人音楽の森」というサイトからダウンロード(200円)したものを使用しています。

とても細くて長いキレイな指をされている女性なので、左手の動きが見やすく、参考になります。

クレイジーG

動画引用元:Toshimi Okuyama

約20分に渡り、丁寧にクレイジーGのジャカソロの弾き方を解説してくれます。左手だけでなく、右手の動きも解説してくれるので、とてもわかりやすく、おすすめです。

ハワイアンの楽譜が手に入るオンラインサイト

ウクレレ用のハワイアンの楽譜はYouTubeなどで公開されている場合もありますし、楽譜専門サイトからPDFなどの形式で入手する方法もあります。

ぷりんと楽譜

ヤマハが運営しているサイト。一曲108円~とかなり格安で楽譜を入手することが出来ます。

同人音楽の森

こちらはJASRACがカバーを認めた作品を一般の方がカバーし、投稿した楽譜が販売されているサイトです。こちらも100円台~楽譜をダウンロードすることができます。

書籍タイプの楽譜の場合は、数千円もするのに弾きたい曲が1~2曲しかない、ということも良くありますから、こうして一曲ずつ購入できるのは大きな魅力ですよね。

ハワイアンを教えてくれる教室

日本ではウクレレの楽譜はポップス用の楽譜の売れ行きが良く、ウクレレ教室でも日本のポップミュージックを教えている所が多いようです。

ハワイアンを極めたいと思っている方には「もっとハワイアンソングを弾けるようになりたいのに…」と物足りなく感じてしまうこともあるかもしれませんよね。

そこで、ハワイアンを中心に教えてくれる教室をご紹介します。

今回は代表して東京、大阪、神戸の教室。そして本場ハワイでも観光ついでにハワイアンウクレレをマスターできる、ハワイの教室をご紹介します。

HUI HUI (東京)

HUIHUIは麻布十番駅から徒歩2分の所にあるハワイアンカルチャー専門の総合スクールです。

ウクレレの他にフラ、ハワイアンキルト、ハワイ語、レイメイキングほか、ハワイに特化したスクールが集まっています。

実際にハワイアンミュージックのアーティストとして活動されている講師軍が教えてくれる本格的な教室と言えます。

MIKIミュージックサロン(大阪・神戸)

三木楽器が運営するスクールですので、ウクレレ以外の弦楽器や管楽器、鍵盤楽器、打楽器等、多種にわたるスクールがあります。その中に「ハワイアンウクレレ弾き語り講座」があり、こちらではハワイアンウクレレの弾き語りを専門に学ぶことができます。

パシフィック・ビーチ・ホテル内「The Ukebox」(ハワイ)

ハワイに旅行に行くならぜひ立ち寄って頂きたい場所がここです。ウクレレショップですが、こちらでは毎日午後4時からハワイアンウクレレのレッスンを無料で受けることができます。

無料で本場のハワイアンウクレレを学べるのも素晴らしいのですが、それだけはなく、ジェイク・シマブクロの弟であるウクレレ奏者のブルース・シマブクロから直接レッスンを受けられます!

確実にブルースのレッスンを受けたい方は事前の確認が必要のようですので、電話で確認を忘れずに!

ウクレレでハワイアン 自分で練習するための基礎知識

近くに教室がなかったり、できれば独学でハワイアンウクレレを弾きたい、と思っている方は自分で練習するしかありません。

そこで、ハワイアンウクレレの基礎的な豆知識(?)をご紹介します。

ハワイアンウクレレの基本コード

ハワイアンウクレレを弾く上で覚えるべきコードは12個。

C / C7 /  D7 / E7 / G7 / A7 / F / F7 / B♭/ G / B7

ハワイアンはこの12個のコードを使い、G C Fのキー毎にパターン化した循環コードで作られていることが殆どです。

この12個のコードさえ覚えておけば、ほとんどのハワイアンウクレレは弾き語る事ができると言っても良いかと思います。まずはこの12個のコードの抑え方を覚えて、譜面を見ながらコード進行を確認し、スムーズなコードチェンジができるように練習するのがオススメです。

ハワイアンウクレレのストローク

ハワイアンウクレレの基本的なストロークは「ストレートストローク」「シャッフルストローク」の2種類です。特に「シャッフルストローク」ハワイアンには欠かせないストロークになります。

ストレートストロークとは

ストレートストロークとは、「ジャン ジャン ジャン ジャン」のリズムで全てダウンストロークで鳴らすストローク方法です。

カウントはワン、ツー、スリー、フォー、ワン、ツー、スリー、フォー、と4拍子を一拍でそのままカウントする感じですね。

シャッフルストロークとは

ハワイアンに欠かせないシャッフルストロークとは「ジャッカ ジャッカ ジャッカ ジャッカ」のリズムで、ジャッの部分をダウンストロークで、カの部分をアップストロークで鳴らすストローク方です。

カウントはワンアン、ツーアン、スリーアン、フォーアン、ワンアン、ツーアン、スリーアン、フォーアン。こちらは3連符のカウントになります。

ハワイアンバンプを覚えればアロハな気分になれる

ハワイアンバンプとはハワイアンソングのお決まりコード進行や単音フレーズの事で、曲のイントロ部分や間奏、エンディングの部分に入れる事でハワイアンらしさを奏でる上での大きな役割を果たしています。

例えば、ハワイアンバンプには色々な種類がありますので、「今日はこのフレーズで行こう」と気分によってハワイアンバンプにあたる小節を弾き変えて遊ぶこともできます。

コード進行で作るハワイアンバンプの必須コードをご紹介しておきますので、ぜひ覚えておいてください。

キーC   D7→G7→C

キーD   E7→A7→D

キーE    F#7→B7→E

キーF    G7→C7→F

キーG    A7→D7→G

キーA    B7→E7→A

キーB♭ C7→F7→B♭

1小節目に最初の2コードを、2小節目に3個目のコードを入れた2小節で構成します。

例えば、コードCで4拍子の場合にはダウンストロークで

基本的にはこの形で弾けば良いという事ですね。

もちろん、実際は基本形の弾き方だけではなく、

とリズムを変化させたり、間のコードを抜いた

G7→ C

の進行になる場合もあります。

しかし、どの場合でも2小節の構成であり、必須コードの一番後ろのコードが2小節目にくるということは変わりありません。

ハワイアンバンプではこの2小節をひと塊と考えて、イントロ部分には2回、間奏部分には1回、エンディングは自由という形を基本ルールに、ダンスに合わせて調整して入れていきます。

ハワイアンバンプの部分だけでも実際に弾いてみるとなんとなく「ハワイアンらしい音が鳴る!」と実感できますので、ぜひ音を出してみてください。先ほどご紹介したシャッフルストロークで試してみるとよりハワイアンらしく響きますよ。

また、ハワイアンバンプには冒頭でご紹介した通り、単音フレーズもあります。

フレーズパターンは多くの種類がありますので、いくつか自分でお気に入りのパターンを選んで覚えておくと良いですね。

教本にハワイアンバンプを抜き取ってまとめて掲載されている場合もありますし、実際にハワイアンソングを聞く中でかっこいいフレーズに出会ったらその部分だけを覚えてしまうという方法もあります。

お気に入りのフレーズを探しつつ、ハワイアンソングを聞くのも楽しいです。

ハワイアンバンプは楽器屋さんで試し弾きする時にも活用できます。かっこいいフレーズをサラリと弾きこなせるようになっていれば、試し弾きも堂々とできますよね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

YouTubeって本当に素晴らしい環境ですね。

ハワイアンミュージックはショッピングセンターやラジオで何気無く流れているようなジャンルではないので、こうしてYouTubeで視聴できるのはありがたいです。しかも解説して下さる方もいるなんて…。

聞くだけでも素敵なハワイアンミュージックですが、せっかくこんな素晴らしい環境があるのですから、YouTubeを活用しながらどんどん弾いて自分のハワイアンレパートリーを増やしていけると良いですね!

 

 



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