ウクレレを始めるきっかけと準備~ウクレレを手に入れた後の練習法

ウクレレを始めるきっかけ

ウクレレに興味はあるものの、始めるかどうかまだ迷っている方もいるでしょう。

他の楽器に比べて始めやすいと言われているウクレレですが、それでも実際に始めるかどうか悩むのは当たり前!

そんな時には他の人がどんなきっかけでウクレレを始めたのか気になりませんか?

ちなみに私の場合はとてもシンプルな理由です。コンパクトな弦楽器が欲しくてウクレレに決めました。

サッと取り出してサッと弾きたいので、いつも自分が座っているダイニングのイスにかけてあります。うちにはkamakaとKALA のウクレレがありますが、KALAに至ってはケースにすら入ってません。写真の通りです。

色んな所から抗議がきそうな取り扱いぶりですが(笑)、うちの子たちは逞しいらしく、問題なく良く鳴ってくれます。

物事を始めるきっかけって些細なことだったりしませんか?

有名人でウクレレを弾いている方はたくさんいますが、竹中直人さんは加山雄三さんの若大将が強く印象に残って始めたそうですし、ウクレレといえばの高木ブーさんは、中学生の頃に地元のお祭りに出るため、お兄さんが誕生日にプレゼントしてくれたウクレレを弾くことにしたのがきっかけだそうです。

ジェイク・シマブクロさんはお母さんがウクレレをよく弾いていて、自然に自分も弾くようになったそうで、つじあやのさんは本当はアコースティック・ギターを弾くつもりが手が小さくて断念。そしてウクレレを始めたんだそうです。

誰かを見た時の憧れの気持ちだったり、必要に駆られてだったり、なんとなくだったり、きっかけは色々。

でも、ウクレレに興味を持った時点でもう、誰もがウクレレを始める資格はあるんですよね♪

ウクレレの魅力

ウクレレに興味を持ったあなたはきっとウクレレに何かしらの魅力を感じたのでしょう。

ウクレレの魅力ってズバリなんでしょうか?

  1. やっぱり小さくてどこでも持って行けるのが良い
  2. 音色が素敵で癒される
  3. 奥は深いけど、わりと簡単で門は広い
  4. みんなでワイワイ歌える!
  5. 音楽のジャンルを問わないところ
  6. ソプラノやコンサートくらいなら集合住宅でも気にならなさそう
  7. 見た目が可愛い!インテリアにもなる

などなど。色々とありますよね?

ウクレレは難しい?独学でもできる?

ウクレレに興味を持ち、ウクレレを始めてみようかな…と思い始めている人の中には「独学でもできるかな?」とか「挫折しないかな」とか思うものですよね?

「ウクレレは簡単に始められる」とよく言いますが、本当のところはどうなのでしょうか?

ウクレレはある程度まで独学が可能

ウクレレは中級程度までなら独学が可能です。例えば、YouTubeの動画には初心者に優しい、とてもわかりやすい動画が沢山あります。それを見て練習すれば、簡単な弾き語りなどは30分~1時間程度で弾けるようになります。

ただし、ソロウクレレを自由に弾きこなしたり、他の楽器と一緒にセッションしたりするためにはある程度の音楽理論やコード理論の知識が必要なので、そういった知識が全くない人は結構根気がいります。

ここまで来ると、独学だけではキツくなってくる可能性もありますね。

独学のメリット・デメリット

独学のメリットは時間に自由が効くところです。仕事や家事、子育てが忙しくて自由に使える時間はいつもマチマチ…と言う方は好きな時間に好きな時間だけ練習できる独学のスタイルは理想的でしょう。

メリットの1つにお金がかからないともよく言われますが、良い教材を見分ける力と強い意志がない人は、無駄にお金を使ってしまうだけになってしまうこともありますので、私はメリットとしては挙げるかどうか、いつも迷ってしまいます。

教室に通えない分、自分のレベルにあった教材を見つけることができない場合も多く、無駄な出費が増える場合があるので、そうなるとむしろ逆になってしまうので。

また、ちゃんと自分が成長しているのかどうか解り辛い、他の人と一緒に演奏する機会が持てないなどでモチベーションが保ちにくいと言う点もデメリットと言えます。

取れる対策としては、成長しているかどうかを知るためには演奏動画をとっておくこと。他の人と一緒に演奏する機会を設けるためには、地元のウクレレサークルやコミュニティを探してそれに参加すること。

サークルやコミュニティに参加することは、モチベーションを保つ環境を作ることにもつながりますよ!

また、良い教材を見つけるためには情報収集が不可欠。サークルやコミュニティ、ウクレレ関係のサイトなどで情報を収集すると良いですね。この「今日からウクレレ」でも良い教材や教本をご紹介していきますので、ぜひ、ご活用ください。

教室に通うメリット・デメリット

では教室はどうでしょうか?教室に通うメリットの1つは、強制力があるところです。ついダラけてしまいがちな練習も教室に通っていればいつまでにこれだけ弾いておかないといけない、という良い意味でのプレッシャーがかかります。

また、同じ教室の他の生徒の上達具合もいい刺激になることでしょう。

それ以外にも目の前に講師がいるという絶対的な安心感や適切な教材を適切な時期に提供してくれるという点も大きなメリットですね。独学では自分のレベル以上の教材を使ってしまって挫折する人も多くいます。

デメリットとしてよくあげられるのは、時間の縛りとコストがかかるという点です。

ほとんどの教室は決まった曜日の決まった時間に通うシステムになっています。

時間が決まっていると言う点は「強制力」というメリットにもなり得ますが、自由が効かなくて負担になると言うデメリットも兼ね備えているので困りものですね。

次にもう1つのコストに関してですが、教室に通うには最低でも月1万円はかかります。

ただ、このコストに関しては対価と考えれば「コスト=デメリット」と結びつけてしまうのは安易な気がします。

月1万円が高いか安いかは教室の質や自分との相性によって変わるものです。

講師との相性や他の生徒との相性、講義の内容も自分の求めているものであるかどうかと言うのもしっかりと確認しておく必要があります。

もし自分にあった理想の教室が見つかれば、ちゃんとした指導がある分、上達も早いでしょうし月1万円が安いと感じるかもしれません。

逆にソロウクレレをしたいのに弾き語りばかりだとか、ハワイアンを弾きたいのにポップスばかりでハワイアンが練習曲に一曲もないとか、教室に入ったけれど自分に合わず、満足感を得られない場合は月1万円が高いと感じるかもしれませんね。

教室に入ろうと思っている方は、ちゃんと見学や体験入会などを利用してから入会を決めることをお勧めします。

ウクレレは楽譜が読めなくても大丈夫

ウクレレを始めるかどうか迷っている方の中に「今まで楽器は一切やったことがないし、音符も読めない」と言う理由からウクレレを始めるのを躊躇している方はいるでしょうか?

もしいたとしたら、その点は不安がることはありません。

ウクレレは音符が読めなくても、五線譜の楽譜が読めなくても弾くことができますよ。

学校の教科書に載っているようなお馴染みの五線譜。あの五線譜の代わりに、弦楽器は誰もが読み解けるように工夫されたTAB譜や津田泰彦氏が独自で考案されたラダー譜というものが存在します。

まずTAB譜とは弦に見立てた線とフレット数を表した数字で書かれた譜面のことです。

横線はウクレレのヘッドを左に机の上に置いて、上から覗き込んだ時の弦の並びと同じ並びになっていて、下から上に向かって4、3、2、1弦です。

中に書かれた数字はフレット数です。0は開放弦で何も押さえず弦を弾くだけという意味になります。

このTAB譜以上に優しい譜面がラダー譜です。

楽譜というよりはイラスト譜と言った方が適切かもしれません。

どの指でどの場所を押さえれば良いのか、またどう指を動かしていけば良いのかをそのまま絵にした譜面がラダー譜です。

これなら全く譜面を読めなくてもそのままの形を真似るだけですので、どんな人でもあっという間にウクレレを弾くことが出来るようになります。

急いでウクレレを弾けるようになりたい人にはうってつけですね。

ラダー譜に興味のある方はこちらから詳細をご覧ください。

ラダー譜

ギターかウクレレかどっちを始めるか迷う人も多い

弦楽器を始めよう!というときにウクレレとギター、どちらにするか迷う人も多くいるようです。

ギターに挫折した方がウクレレを始める、というパターンも多いようですが、もし楽器が初めてという方にもどちらの方にもウクレレをオススメします。

オススメ理由としては

  • ウクレレの弦は柔らかいので、ギターに比べて指が痛くなりにくい。
  • 6弦のギターに比べて4弦のウクレレはコードが簡単
  • 多少たどたどしくても、それなりに聞こえる
  • 他の楽器に比べて安い費用で始められるのや始めやすい
  • ボディが大きくないので、ギターほど音が大きくない
  • コンパクトでどこにでも持っていけるので、練習時間を確保しやすい

などなどです。

入門曲でもよく出てくるFのコード1つとっても、ウクレレはとても簡単!それに比べてギターではセーハが必要で、初心者にとっては難易度の高いコードでもあります。

入門曲によく出てくるのに、Fのコードがうまく鳴らせなくてギターに挫折したという人は多いのではないでしょうか?

ご覧の通りウクレレのFは簡単!入門曲が次から次へとスラスラと弾けてしまい、モチベーションもアップしやすく、挫折しにくいといえます。

ウクレレを始めるために必要なもの

ウクレレはとても魅力的な楽器で、ギターよりも簡単に弾くことができるということがわかったところで、ウクレレを始めてみようかなぁという気持ちが着々と沸いてきたでしょうか?

では次の段階として、ウクレレを始めるための準備についてご紹介していきましょう。

ウクレレを始めるためにはどんなものが必要になってきて、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

初期費用はいくらかかるのか

ウクレレを始めるにあたり、最低限必要なものは3つです。

  • ウクレレ本体
  • チューナー
  • コード一覧表

それぞれ、どんなものがあり、どのくらいのお値段がするものなのか見ていきましょう。

ウクレレ本体

ウクレレには大きく4種類のサイズと多数の材質があります。

まずはサイズですが、

  • ソプラノ
  • コンサート
  • テナー
  • バリトン

ソプラノとコンサートの間にソプラノロング 、コンサートとテナーの間にコンサートロング、ソプラノの前に最も小さいピッコロウクレレというのもありますが、大きく分けるとこの4種類です。

(バリトンはあまり見かけないですから、ソプラノ、コンサート、テナーの3種類と言っても良いかもしれません)

大きさによって音域も音色も音量も違い、大きくなればなるほど音量は大きく、音色は低音の響きが大きく深みのある音になります。ウクレレらしさでいえばソプラノサイズが最もウクレレらしい音と言えるでしょう。

初心者だからソプラノから、という訳ではなく環境や手の大きさや体格、求める音色などでサイズを決めると良いと思いますが、テナーやバリトンに関しては弦を押す力がソプラノやコンサートよりも必要になるので初心者の最初のウクレレとしては扱い辛く感じるかもしれません。

素材は色々とあり、ここには全て書き切ることはできませんが、よく見かける素材としては

  • ハワイアンコア
  • アカシアコア
  • マホガニー
  • マンゴー
  • メイプル

などでしょうか。

ハワイ産ウクレレのほとんどはハワイアンコアを使用していて、ウクレレファンにも人気です。

コロコロと乾いたウクレレらしいサウンドが特徴です。

また、マホガニーはハワイアンコアに比べると柔らかい音色になりますが、日本のポップス曲との相性が良い音として好まれます。

価格は2000円位から買えるもの~高いものは数十万円。かなり幅が広いですね。

安いウクレレの場合はチューニングしても音が合わなかったりする場合もあり、楽器として使える価格の目安は1万円以上の品です。

ハワイアンコア材になると価格はグッと上がってきます。約3万円~が目安です。

一番良いのは楽器屋で実際に手にとって試してみること。

弾けなくても、大きさの違うウクレレを構えてみて、どの大きさがフィットするか試してみるのも良いですね。

音色に関しては店員さんにお願いすれば快く代わりに弾いてくれるはずです。

チューナー

ウクレレ本体と一緒に絶対に必要なもの。それはチューナーです。

これがなくてはウクレレは弾けません。

特に、新品のウクレレを購入したり、弦の張替えをしたばかりのウクレレは安定するまで何度もチューニングが必要になりますよ。

安定してからも、たまに合わせれば良いという訳ではなく、毎度毎度、ウクレレを弾くたびに必要になるものですからちゃんと用意しておきましょう。

チューナーは1000円程度のもので充分。クリップ式だとつけたままに出来ますし、チューニング中にチューナーの置き場に困ることもなくてお勧めです。

また、スマホの無料アプリでも今はとても良いアプリがありますから、そちらを利用するのも良いと思います。

無料のものは広告が出るのでそれが邪魔であれば、アプリを購入しても良いですね。

アプリは大抵500円未満のものが多いです。

コード一覧表

ウクレレを弾くに当たって、弾き語りであってもソロウクレレであっても、コードを覚えるのは必須になります。

ソロウクレレの場合はTAB譜があり、その譜面通りに丸覚えすれば弾けるのでコードを覚えなくても弾けてしまうのですが、それでは応用が利きませんし、暗記したものを忘れてしまったらまた弾けなくなってしまいますよね?

コードをしっかりと理解していると、そう言った困ったことになりません。

ソロ用の譜面もちゃんとメロディーとコードで書かれているのです。

弾き語りもソロもちゃんとコードという土台を作っておかないとダメなんですね。

コードを覚えるためにはコード表が必要です。できればすぐにサッと見れて、見やすい下敷きのような仕様のものが良いですよ。

沢山コードが載っているコードブックは開いても押さえていないと本が閉じてしまったり、サッと見れないのでストレスになる場合があります。

初心者がよく使うコードは決まっていますし、基本のコードを覚えたらそれを応用して自分でコードを作っていくことも可能ですから、私は最初から分厚いコードブックを準備する必要性を感じません。

それよりもよりシンプルで見やすい1枚もののコード一覧表を準備することをオススメします!

価格は大体、1,000円未満で手に入ります。

教本はいらないの?

私が挙げた最初に最低限必要な物の中に教本がなかったですよね?

もちろん、教本を用意しておくのも良いです。

初心者向けの教本は沢山ありますよね。

教本を使うとしたら、どれを選ぶかは一旦置いておいて、かかる費用としては一冊1500円位~でしょうか。

DVDやCDのついたものが望ましいですね。

でも教本を購入せずとも、YouTubeを教材にするという手があります。YouTubeにはわかりやすく、無料では申し訳ない位の出来の良いレッスン動画が沢山あるので、それを上手に利用できたら教材にお金をかける必要は無くなりますよね。

もちろん、最短で直ぐにでも弾けるようなりたい!YouTubeじゃ、ちょっと物足りない。というのであれば有名講師が監修・レッスンしてくれる有料の講座やテキストを購入するという選択肢もありますし、それはそれでオススメですよ!

ともあれ、ウクレレは低価格からでも始められる、とっつきやすい楽器だということがわかっていただけたでしょうか?

ウクレレを手に入れた後の5つの練習法

自分にあったウクレレを手に入れたら、後は練習あるのみ!といってもどうやって練習したら良いのかわかりませんよね。

ウクレレを練習するには大きく5つの方法があります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

教室に通う

まずは教室に通う方法です。

三日坊主が心配な方、出来るだけ情報収集に時間をかけたくない方は教室に通うのがあっていると言えます。

曜日と時間が縛られている分、三日坊主になりにくいですし、わからないことを自分で調べずとも、レッスンの日に先生に直ぐに聞いて解決できるのも大きなメリットです。

教室はグループレッスンのタイプと個人レッスンのタイプがあるので、ウクレレ仲間が欲しい人やみんなでワイワイとやりたい方はグループレッスン、じっくりとやりたい方は個人レッスン、と雰囲気や目的で選んだり、一般的に個人レッスンよりもグループレッスンの方が安価なので、予算に合わせて選んだりすると良いですね。

先の項目「教室に通うメリット・デメリット」でもご紹介しましたが、入会を決める前には必ず体験レッスンを受けることです。体験レッスンがなければ見学でも良いです。とにかく教室や先生の雰囲気、レッスン内容をしっかりと理解して、自分のやりたこと、目指す目的とマッチしているかどうかちゃんと見極めてください。

YouTubeのウクレレ動画を利用する

最近のYouTubeって凄いですよね?教室なんていらなんじゃないかなって思うくらいに親切でわかりやすい動画をアップしてくださる方が沢山います。

実際に講師をしている方の動画も多く、無料で大丈夫なの?とちょっと申し訳ない気持ちになりそうなくらいです。

初心者向けの動画もかなり多いので、積極的に利用すると良いと思います!

デメリットとしては、YouTubeの場合は教室や講座とは違いレッスンの構成が決められていない場合が多く、徐々にレベルがアップしていく講座形式にはなっていないものが多い点です。

昨日はソロウクレレの動画をアップして、今日は初めてのチューニングの仕方の動画をアップする…などレベルが前後する場合もあります。

また、途中で更新が終わっている場合もありますし、動画に番号が振っていなくてどの順番で動画を見れば良いのかわからなかったりすることもあります。

このようにデメリットが全くないとは言えませんが、内容自体はわかりやすく、質の良いものが多いので、上手に利用すると良いと思います!

・おすすめのウクレレ動画

ガズレレチャンネル

ウクレレ初心者にはお馴染みの動画で、知らない人はいないかもしれませんね。初心者でも押さえやすいコードに移調した人気曲の弾き語りをレクチャーしてくれます。

ガズさんの明るくて楽しそうにウクレレを演奏する姿に元気をもらう人も多いようです。ウクレレが全く初めてという方のはじめの一歩にオススメのチャンネルです。

動画でわかるソロウクレレ リットーミュージック

数々の優良テキストを発行しているリットーミュージックが配信する動画です。この「動画でわかるソロウクレレ」は実際に発売されているテキスト「メロディ→伴奏→ソロの3ステップ方式でソロウクレレを誰でも弾けるようになる本」と連動した内容になっているので、テキストと一緒に利用すれば完璧ですね。

「メロディ→伴奏→ソロの3ステップ方式でソロウクレレを誰でも弾けるようになる本」はメロディ→コード→ソロと順に弾いていくことにより、応用の効くソロウクレレを身につけることができるオススメの教本です。

通信講座を利用する

通信講座の良いところは場所や時間に自由が効くところ、そして無料動画とは違いちゃんと全体の内容が構成されていて確実に、効率よく最短でステップアップできる所です。

ウクレレに限らず、何かを学ぶ時には継続していればステップアップしていくわけですから、テキスト類も徐々にステップアップしていくもの。

独学する方の場合はまず入門レベルのものから教材を探し、それが弾けるようなったら、今度は初級レベルの教材の中から評判のいいものや自分にあったものをチョイスして進めていくことになりますが、買ったけれど使わなかった、という教材が増えるというのも独学者にはお馴染みの光景ではないでしょうか?

ちょっとやってみて「難しいな、自分にはあっていなかったのかも」とまた別の本に乗り換えたり…。

そういったことが起こらないように、教材は1つと決めて通信教育を選択するのもアリかと思います。

通える範囲に教室がなくて困っている方にもオススメしたい方法です。

この通信講座を受ける!と決めて始めれば、もう余計な教本を買う必要も無くなりますよ。

・おすすめの講座

ラダー譜を使って初心者でも弾ける本格派ウクレレ教材 ラダー譜

ウクレレの神と呼ばれるほどにウクレレを知り尽くした津村泰彦氏の考案した独特の講座です。五線譜ともTAB譜とも違うラダー譜は子供でも理解できるほどの簡単な譜面ですので、直ぐに弾けるようになりたい方にはうってつけです。

ウクレレ上達なら!好きなときに好きなだけ。自宅で学べるウクレレ講座 ウクレレ講座

実際に音楽教室で活躍されている講師・古川忠義先生によるDVD講座です。様々な角度から撮影されたDVDなのでわかりやすく、また、レッスン自体もスローペースで丁寧。高齢の利用者も多いようです。

楽器に触れることも初めてで、本屋や楽器屋で手に入るDVD教材でも理解できるか不安という方でも安心ですよ。

教本を使う

ウクレレに限らず、何かを新たに始める場合、一番手軽で誰もが最初にやろうとするのは教本を購入することだと思います。

YouTubeは無料で視聴できますし、実際の動きを確認できるのでそれはそれで良い面が沢山ありますが、本は本で、パラパラとめくれるので何度も見返すことができたり、要点をマーカーで引くこともできますし、YouTubeよりも教本の方が合うという人もいますよね。

選ぶものさえ間違えなければ効果的な練習法です。

できればウクレレ教室に行っているつもりで一週間で一曲練習し、ちゃんと一通り弾けていたら次の曲にチャレンジする、という形でどんどん弾いていくのがオススメです。

完璧主義になって一曲だけをじっくりするのは、近々発表の場があるから、というような特別な場合の除き、オススメしません。

とにかく一冊をドンドン進んで終わらせていく方がモチベーションも上がりますし、いろんなコードに触れられるので実力もつきます。

一曲に固執しすぎると飽きてきますし、うまく弾こうとすることに拘りすぎてなかなか先に進めない状態になってしまう心配もあります。

多少アラがあっても、次々進んでいきましょう!

また、教本を選ぶ場合はしっかりと情報収集をして「買ったけど使わない」という教本が大量に発生するのを防ぐ必要があります。

私からもいくつかおすすめの教本をご紹介しますので、ぜひ、参考にしてみてください。

・初心者におすすめの教本

みんなで歌おう! かんたんウクレレ教室 by ガズ

お馴染みガズさんの本ですが、ウクレレの各部名称、チューニング方法などの基礎的なことから丁寧に書かれている本です。とにかく楽しさを重視しているガズさんらしい、小難しいことを抜きにしたシンプルでわかりやすい内容になっています。

ウクレレで「ハワイアンの弾き語り」ができるようになる本(CD付)(リットーミュージック・ムック)

ハワイアンの弾き語りがしたくてウクレレを始めた方もいるのではないでしょうか?でも初心者教本の多くは日本の童謡だったり、クラシックだったり、J-POPだったり、とハワイアンをがっつりと取り扱っているものは少ないかと思います。

こちらは一冊まるまるハワイアン!もちろん初心者用です。


とにかくウクレレの楽譜を弾き語りまくる

ウクレレの上達にコードの習得は欠かせないことです。コード無くしてウクレレは弾けないと思ってください

でも、このコードを覚えるという作業に苦戦する人が多いんですね。英語の単語を覚える作業に似ているかも。

覚えるコツはとにかくいろんな曲を弾き語りまくることです。英語学習の習うより慣れろ!とういうやつです。とにかく使う!

でも一点だけ注意してほしいことが…。

コードはC、D、Eなどコードネームのみで表記される場合と、TAB譜で表される場合の他に、ダイアグラムといってウクレレの押さえ方そのままをイラスト化した表記法があります。

このダイヤグラムは一目見れば押さえ方がわかるのでかなり便利なのですが、その一方でダイヤグラムに頼りきってしまい、覚えたつもりで覚えられていないことも多いのです。

イラストばかりに目がいって、これがなんのコードなのか、ということを確認するのを怠ってしまうんですね。

ですから、押さえ方はわかっていても「この押さえ方ってなんのコードだっけ?」というような状況に陥ってしまう訳です。

ですからコード一覧表を別に用意しておいて、コードネームのみが書かれた譜面を用意するのがオススメです。

最初はCキーから初めて、Cキーのコードを覚えたら次はCmコードのキーというように、色々なキーの弾き語りをしていくとどんどんコードを覚えることができます。レパートリーも増えますし、一石二鳥ですね!

初心者におすすめの楽譜

ウクレレをこれから始める、始めたばかりという方は目指すスタイルがソロウクレレであったとしても最初は弾き語りをしてコードを出来るだけ沢山覚えるのが最短の道です。

なので、弾き語り用の楽譜をオススメします。

ただ、そうとわかっていても元々ソロウクレレがしたい人にとっては弾き語りばかりするのは苦痛に思うかもしれませんね。

もしそうであれば、弾き語りをやりつつもソロウクレレをやるのも、もちろんいいと思います。

その場合にオススメする楽譜はオススメのYouTubeチャンネルの項目でご紹介した

メロディ→伴奏→ソロの3ステップ方式でソロウクレレを誰でも弾けるようになる本(CD2枚付) (リットーミュージック・ムック)

この本ならちゃんとソロウクレレはメロディとコード(伴奏)が合わさったものだと意識して練習することができるので、丸暗記ソロウクレレにならずに、後々応用の効くソロウクレレを学ぶことができます。

インターネットで楽譜を手に入れる方法

インターネット上で楽譜を手に入れることができます。弾き語り用、ソロウクレレ用、どちらもありますが、弾き語り用であれば無料で利用できるサイトも多く、コード覚えのためにどんどん活用するのをオススメします!

●Uフレット:https://www.ufret.jp

人気のポップスなどの弾き語り用の譜面が掲載されています。更新もしっかりされていて、最近の曲を弾くことができるのも魅力!

ギター・ウクレレ・ピアノ・ベース・パワーコードを選択できるので、ウクレレを選択してくださいね。

ダイアグラムを表示する「押さえ方を表示」と「コードネームのみ表示」を選択することが可能ですので、「コードネームのみ表示」を選択することをオススメします。

自動スクロール機能があるので、非常に便利!スクロールの速さも調節できますよ。

●J-TOTAL:https://music.j-total.net

こちらも弾き語り用の譜面です。ギター用なのですが、コードネームはギターもウクレレも共通ですのでギター用でも大丈夫です。

自動スクロール機能もあります。

また、更新頻度が高いので新着にどんな曲が上がってくるのか、毎回の更新が楽しみになりますよ。

●ぷりんと楽譜:https://www.print-gakufu.com

弾き語り用、ソロ用の譜面がレベルに合わせて用意されています。有料になりますが、金額は一曲数百円です。Uフレットなど無料のサイトはプリントアウトできないようになっていますが、このプリント楽譜は有料なので当然プリントアウト可能です。その点も魅力ですね。

本を購入すると弾きたい曲だけが載っているということは稀かと思います。

プリント楽譜なら一曲ずつ購入できるので、好きな曲だけを存分に弾くことができます!

●同人音楽の森:http://www.dojinongaku.com

こちらの譜面はいろんな方が投稿した音楽や楽譜をダウンロードできるサイトです。有料ですが、数百円で購入可能。弾き語り用とソロ用の両方の譜面があります。

YouTubeで模範演奏をしている方もいるので、動画を参考に、ダウンロードした譜面を使って練習することもできる場合があります。

まずは始めてみましょう!

ウクレレを始めるかどうか、まだ迷いはあるでしょうか?

ウクレレ自体は1万円ほど。

初心者のうちは無料のチューナーを使い、YouTubeを活用して基本的なことを理解し、無料のコード譜が見れるサイトを活用すれば最低1万円ちょいあればウクレレは始められるということです。

何事もやってみなければわかりませんし、ウクレレは低コストで始められるという大きなメリットがあります。

案ずるより産むが易し!

ウクレレを始めるか迷っているなら、ぜひ思い切って始めてみてください!

もし万が一にでも挫折したら、その時はインテリアにしちゃっても素敵ですし(笑)

 

 

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